NHKの大河ドラマ「青天を衝け」の主人公であり、2024年から予定されている新・一万円札の顔である渋沢栄一について知りたくなったので、『渋沢栄一に学ぶ一生モノのお金の超知識』を読んでみました。
お金に対する考え方はもちろん、働き方や生き方も考えさせられました。
渋沢栄一が残した言葉には現代を生きるすべての人にとって大切な事なのではないかなと思います。
その中でも特に感銘を受けた名言をまとめていきます。
論語と算盤は甚だ遠しくて甚だ近いもの
論語とは道徳、算盤(そろばん)とは商売、ビジネスのことであり、商売を行う人間は仁義・道徳をもって取り組むべきである。
つまり、私利私欲のためではなく、真心や思いやりを持って社会発展のために仕事をなすべきである。
道徳心のある商売は長続きする。そして、社会が商売によって繁栄すれば、また、人々の道徳も深まっていく。
人生は努力にあり
年齢を問わず勉強し続けることが成功への近道ということ。
老いも若きも関係ない。向上心を忘れれば人は成長しない。
怠惰(たいだ)を防ぐためには、勤勉と努力を日々続けることが大切である。
能く集め能く散ぜよ
お金は手元に貯め込まず社会に還元するべきであるということ
お金は大事であり、無駄遣いはいけないが、ただ貯め込むべきじゃない。
社会を活発にして経済活動を発展させるものごとに支出するとこである。
小さな仕事でも熱意を込めて
どんな仕事にもやる気を持って取り組もう。
与えられた仕事をただこなすだけではなくて、熱意をもって仕事にあたれば心の底から欲望や理想、アイデアが湧き出てくるに違いない。
人事を尽くして天命を待て
礼儀正しくし、敬いの心を持ち、信頼する。己のできることを誠心誠意の態度で行い、天からの使命を待つ。ということ。
お金儲けや成功はゴールではなくて結果。人のため社会のためと進めば、天は味方してくれる。
成功やお金にとらわれず、自分が信じた道を進め
なぜ働くのか。改めて考えることができました。
稼いだお金は有意義に使いたいですね!
感想
この本を通じて渋沢栄一が人を想い、社会の事を強く想っていたんだなと考えさせられました。
人がみな道徳心を大切に働くことが出来れば、今よりもっと素晴らしい世の中になるんでしょうね。
渋沢栄一の思い描いた社会に近づく日を新・一万円札の顔として見守ってくれているのかもしれませんね。
『お金に執着してはいけない、仕事をすることこそが尊いのだ』
この言葉を胸に刻み、道徳をもって人のため、社会のために楽しんで働きたいと思います。
そして稼いだお金は社会の発展に貢献できる投資に使っていきたいです。
しっかり貢献できるようになるためにも、投資を勉強しなければいけませんね。
ではまた!